骨盤は女性にとって重要な骨
骨盤には子宮を保護する役割があり、女性ホルモンの分泌と密接に関係しています。
産後骨盤矯正は、下半身太りの防止や不正出血など婦人科系のトラブルに効果があると言われています。
産後骨盤矯正を受ける方によくある症状
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ポッコリおなか
が気になる -
開いた骨盤を
元に戻したい -
出産後
太りやすく
なった -
生理不順や
不正出血がある
どうして骨盤がゆがんでしまうのでしょうか?
出産後のお悩みの1つは骨盤の開きやゆがみです。
出産時に広がってしまった骨盤は徐々に閉じていきますが、周囲の筋肉のバランスが乱れていると元に戻らない場合もあります。
骨盤が開いたままの状態が続くと、下半身太りや不妊症などに繋がると言われています。
【出産による骨盤への影響】
骨盤は逆三角形のような形をしており、内臓や子宮を保護する役割があります。
一般的に男性の骨盤は細くて深くハートの形をしていますが、女性の骨盤は出産時に開きやすくするため、広くて浅い円形をしています。
骨盤は靭帯や腸腰筋、大腿直筋などといった筋肉と繋がっており、それぞれの筋肉に引っ張られることによってバランスを保ち、正しい位置に固定されています。
妊娠すると、リラキシンという女性ホルモンが分泌されます。
リラキシンには、産道を確保するために骨盤周りの筋肉や靭帯を緩ませる働きがあり、妊娠5か月ごろから骨盤上部が開き始めます。
そして出産時には胎盤の靭帯が弛緩し、骨盤下部も大きく開きます。
開いた骨盤は数か月かけて徐々に戻ろうとしますが、骨盤周りの筋肉のバランスが乱れていると元の状態に戻りにくいケースもあります。
骨盤が開いたままの状態が続くと、内臓の位置が下がってしまうため、下半身がポッコリしているようにみえてしまいます。
また、内臓が本来の力を発揮できないため、代謝が落ち、むくみや冷え、不妊症などに繋がると言われています。
【産後骨盤矯正が可能な時期】
産後はリラキシンの作用によって靭帯はしなやかで柔らかい状態ですが、徐々にリラキシンが少なくなり、硬くなっていきます。
そのため、骨盤のゆがみを正すには産後6か月までが良いと言われていますが、産後6か月を過ぎてしまったからといって骨盤矯正が行えないわけではありません。
靭帯が硬くなっているため時間が掛かってしまいますが、出産から数年経っていても骨盤のゆがみにアプローチすることができます。
体調に問題がない方は産後すぐからでも骨盤矯正を行うことが可能です。
しかし、産後1か月間ほどは悪露や体力の低下、育児の疲れなど身体に負担がかかっている状態ですので、安静を第一に心がけましょう。
産後骨盤矯正がもたらす効果
骨盤は女性ホルモンと密接な関係にあります。
産後骨盤矯正を行うことで骨盤のねじれが改善するだけでなく、ホルモンバランスの改善や子宮・卵巣のトラブルの解消にも繋がります。
次に産後骨盤矯正によって改善が期待できる症状についてご紹介します。
【出産時の骨盤のねじれ】
産後骨盤矯正では、出産の際に生じた骨盤のねじれにアプローチすることができます。
出産時、赤ちゃんは骨盤の中の産道を通って出てきます。
産道は狭いため、出来るだけスペースを確保しようと、ホルモンの働きによって骨盤周りの靭帯や筋肉は引き延ばされています。
靭帯や筋肉には骨盤を支える役割があるため、引き延ばされてしまうと骨盤が不安定になり、ゆがみやすくなってしまいます。
また、普段から足を組むなどのくせによって骨盤周りの筋肉のバランスが悪いと骨盤がゆがみやすくなると言われています。
【ホルモンバランスの乱れ】
通常、女性ホルモンの働きによって月経が近づくにつれ骨盤が開いていき、その後排卵日が近づくと共に段々と閉じていきます。
しかし、骨盤がゆがんで開閉が上手く行えない場合、女性ホルモンが乱れてしまうと言われています。
なかでも卵巣で分泌されるエストロゲンやプロゲステロンは骨盤の影響を受けやすいことで知られています。
排卵日の直前に多く分泌されるエストロゲンは、肌や髪に潤いを与え、情緒を安定させる作用があります。
一方、プロゲステロンは主に排卵日から月経前に分泌されるホルモンで、基礎体温を上昇させる働きや食欲増進の効果があると言われています。
これらのホルモンの分泌に異常が生じると、感情の乱れや体調不良に繋がります。
産後骨盤矯正によって骨盤を整えることで、女性ホルモンの乱れが整い、内臓や子宮の働きが活性化する効果が期待できます。
【子宮や卵巣にも良い影響】
骨盤がゆがむと内臓が下がり、子宮や卵巣を圧迫してしまう場合があります。
すると、生理不順や月経痛、不正出血など婦人科のトラブルが生じやすくなると言われています。
また、内臓の圧迫によって子宮や卵巣への血流が悪くなると栄養が行き渡らず、本来の機能を低下させてしまいます。 産後骨盤矯正の施術では、子宮や卵巣の圧迫を緩和させる効果も期待できるため、婦人科のトラブルにも対応できると考えられています。
藤本整体院【産後骨盤矯正】
産後に行う骨盤矯正は特に前後の動き、つまり骨盤の開きが問題となります。
それに伴う恥骨の開きや仙腸関節の動きが問題となり、そのゆがみは月日が経つほど影響が出てきます。
ただ、痛みはそのまま仙骨や恥骨にだけあり続けるとは限りません。
一般的な腰痛となって痛み出すこともあります。
その時はその腰痛の原因は恥骨や仙骨である可能性があります。
当院では骨盤矯正、腰椎・仙骨の調整および下肢の筋伸縮を利用して恥骨の調整を行います。
また時には内臓の調整を行う必要がある場合もあります。
よくある質問 FAQ
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- 産後と骨盤の関係はどうなのでしょうか?
- 骨盤調整の主要素は神経系の変化です。特に骨盤神経叢はまた女性器やその臓器のリンパや血行に多大な影響を与えます
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- 産後の下腹部の痛みは骨盤矯正で楽になるのでしょうか?
- 炎症性の痛み(熱を持つ)は病院で精密検査をおすすめします。その他の痛みは当院で改善が期待できます。
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- 恥骨の痛みは取れますか?
- 炎症性の痛みは病院へ、恥骨結合の乖離から来るものの一部は施療で良好に変化します。
著者 Writer
- 院長
藤本 廉三(フジモト レンゾウ) - 資格:鍼師、灸師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師
趣味:映画鑑賞、読書
得意な施術:腰部骨盤矯正、頚椎矯正、頭蓋骨矯正
経歴:昭和59.60年に資格を取り開業
平成元年よりオステオパシー協会に入会以後研修に励む
※元全日本オステオパシー協会副会長
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